引きずりながらも、過去を「保留」すべき

 ある左翼系のNGOの集会に行ってきました。私は左翼そのものは好きだし、自身も政治的には左翼だと思っています。しかし、好きな左翼団体が日本にない。だから、新しい動きがあるとなぜか期待してしまいます。

 さて、その集会でひとつ気になったことがあります。それはどのように連帯するのか。どのように、誰とネットワークを結ぶのか、ということです。当然、かつての運動をしていた活動家たちが、新しい運動をするときに、過去にどのように分裂、決裂、ときには殺し合い(内ゲバ)もあったでしょう。そうしたことを引きずらないといえば、嘘になるでしょう。

 しかし、考えてみればわかるように、現状の日本で、左翼は圧倒的に少数派です。左翼内で分裂してしまえば、ネットワークは小さなものになっていくことは明白です。できるだけ広範囲なネットワークにするためには、過去を過去として「一時期あったこと」として、現在においては「保留」してしまってもいいのではないでしょうか。というよりも、「保留」すべきでしょう。

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