日本人イラクで拘束

 日本人男性がイラクで「アンサル・アルスンナ軍」によって拘束されました。間もなく、その男性斉藤昭彦さんを映し出した映像を公開するとしています。外務省は邦人保護の観点から、「事実であれば保護する」などとコメントしています。拘束されたのは外国の警備会社で働く男性ですが、NGOやジャーナリストの拘束とは質的に違いますが、人命と言う意味ではかわりません。NGOのメンバーやジャーナリストの場合には救出活動が盛り上がりましたが、今回の場合はどうなるのでしょうか?今のところ、沈黙しているように感じますが。。。

ミラー・サイト
http://www.infovlad.net/mirror_alansar_alsunnah/

イラクで邦人拘束=武装勢力が声明−待ち伏せ攻撃で重傷か・情報収集急ぐ日本政府

 【カイロ10日時事】イラク武装勢力「アンサル・アルスンナ軍」を名乗る組織が9日、同国内で日本人1人を拘束したとする声明をウェブサイト上に掲載、日本政府も日本人がイラクで行方不明になったとの連絡が入ったことを確認した。声明はこの日本人について、イラクの米軍基地に勤務する「治安責任者」で、重傷を負ったとしており、政府はイラクや米当局と連絡を取りながら、情報収集を急いでいる。
 イラクで業務を行っている英警備会社ハート・セキュリティー社がロンドンの日本大使館に連絡してきたところでは、行方不明になったのは同社イラク支店でコンサルタントを務める斎藤昭彦さん(44)=千葉市出身=。現地時間8日にイラク西部を十数人で車に乗って移動中、何者かに襲撃された。襲撃で死者も出たもようだという。  日本の外務省幹部はハート社から、襲撃は現地時間8日午後5時半から6時半(日本時間同10時半から11時半)の間に発生したとの情報が伝えられたことを明らかにした。斎藤さんは1年以上前からハート社で働き、当時からイラクで活動していたという。
 犯行声明には斎藤さんのパスポートの画像のほか、米国防総省の請負業者に所属することを証明する書類や、イラク南部バスラの英軍基地が発行したとみられる身分証明書などの画像が添付されていた。
 斎藤さんと同姓同名で生年月日が一致する人物が1979年から約2年間、陸上自衛隊に在籍していたことが分かっている。
 声明は、イラク人12人と武装した外国人5人を乗せ、首都バグダッド近くの米軍基地を出た車列を首都西方約180キロの町ヒート近くで同組織が待ち伏せ攻撃し、斎藤さん以外の全員を殺害したと主張。斎藤さんが映ったビデオ映像を間もなく公開するとしている。 
時事通信) - 5月10日13時1分更新