ご冥福をお祈りします
オフ会等で会っていた男性が亡くなりました。
ご冥福をお祈りします。
私は彼の取材をしたこともないし、深い話をしたことはありません。
ただ、彼が失恋したときに、一緒に飲んだりしたことがあります。
大量服薬による自殺だという情報しか、いまのところありません。
彼がなぜ、いまの時期に死にたいと思って、行動にうつしたのかはわかりません。
ただ、見た目ではわからないくらい、誠実な生き方をしていたと思うし、
その誠実さを周囲にも求めていたように思います。
彼の人生観がどんなものだったのかわかりません。
しかし、失恋の酒を交わし、
「なぜ、こうなったのかはみんなに言わないでね」
などと言っていたことを思い出します。
彼の人生にとって、この失恋はけっこう大きかったのだろうとも想像できますが、
そのほかにもいろいろな要因があったことでしょう。
いまはただ、「わかりやすい」物語にはしないでおこうと思います。
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最近、自殺予防だとか、自殺防止だとか、社会システムとしてどうあるべきなのか、という話が多くなっています。自殺対策支援法が施行され、各省庁が自殺対策に関して情報交換をするようになっています。また、いじめ自殺に関しても、学校や教委のありかたが問われています。たしかに、そうしたシステムを整備することは必要でしょう。政府は自殺者を減らすため、「数値目標」を掲げています。そうした政策論とは別に、目の前の人とどのように接して行くのかも問われなければならないと思います。