言えなかったこと

 昨晩は、都知事選に関するオーマイニュースの特番を観ていた人はいますか?同時にチャットができたはずですが、そのチャットでどんな言葉が飛び交っていたのか興味がありますが、どうだったのでしょか?



 さて、番組では、石原×浅野といった個人的な戦いが焦点だったので、二人のキャラの話が多くなってしまいました。そのため、言いたいことの半分も言えなかった感じです。



 石原氏は最後の選挙だと言っていましたし、後継者をつくる、とも話していました。だから、石原氏がいなくなっても、「石原氏的なもの」は今後も出てきます。一方、浅野氏は、4年後のことはわからない、として、あやふやな答えをしていました。



 この段階で、4年後をにらんだとき、すでに「石原氏」が優位になっています。準備を始めているか、始めようとしていることがわかるわけです。しかし、浅野、もしくは浅野的なもの、あるいは反石原は、4年後どうなるかまったくの白紙で、これでは、前回破れて、今回も準備不足だったことの繰り返しです。



 たしかに、民主党が候補を出せなかったことが最大の敗因ではあると思います。しかし、それ以上に、石原包囲網を作れなかったことも大きな要因です。アメリカの大統領選挙などは、破れた翌日から戦いが始まります。ならば、本日から4年後をにらんだことをしないといけません。



 浅野勝手連のメンバーは、浅野が出て、反石原候補が出てきてから集まってきたわけですが、そうしたメンバーが今後、包囲網をつくりあげていくことができるのか。



 ちなみに、番組内で、私は石原都政のチェックポイントに、青少年対策をあげました。規制中心の青少年制作をやめていただきたと。また、自殺対策も東京都は遅れてます。雨宮処凛さんはワーキングプア政策をあげていましたね。



 そういえば、勝手連のメンバーになったマイミクさんが



 「『魅力ある候補者がいない』とただ嘆いているだけではいけない。『魅力ある候補者』を育てていかなければならない」



 と言っていました。これは当選後も言える訳です。誰が当選しようと、魅力ある都知事を育てなければならない、とも言えるとも思えます。そう思えないのなら、今日から戦いの準備を始めなければならないでしょう。



 と、こんなことを本当は言いたかったのですが、こういう議論の展開にはなりませんでした・・・。