母親惨殺事件で、生首を運んだ少年のWeb日記?



 福島県会津若松市で起きた母親惨殺事件で、逮捕された少年がSNSで日記を書いていた、と夕刊フジが報じた。本当に本人のものか不明だが、SNSの運営会社は日記を削除している。





生首少年? ネット告白の内容とは…動機&後悔



 福島県会津若松市の母親惨殺事件で、逮捕された少年(17)が犯行直後に書いた可能性のある「日記」がネット上に存在したことが17日、分かった。日記の書き込みは事件が表面化する前で、一問一答形式で記入されており、犯行の動機を「ただなんとなく」「あえて挙げるなら自己表現ですね」など、“秘密の暴露”を暗示させるような記述が多数あった。少年は17日までの調べに、動機について供述を避けているとされる。福島県警は日記の真偽を含めて、慎重に捜査している。

 関係者によると、日記は15日午前2時半ごろ、携帯電話の会員制ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)の日記に書き込まれた。少年とみられる人物は女性の名前を漢字であて字にしたハンドルネームで、かなり以前から登録していたようだ。また、大きな手斧を持った侍のようなキャラを“自画像”にしていた。



 題名は「最期の日記」。



 本文は「ボクは犯してはならない罪を犯しました」という一文から始まり、後は自問自答が続く。



 −動機は?



 「理由ですか? ただ何となく」



 そう記した後に、自ら「−他人は納得しないと思うが?」と問いただし、「あえて挙げるなら自己表現ですね」と答えている。日記は続く。



 −後悔はないか?



 「今はありません。ほっとしています。でも後々悔やむことになるでしょうけど」



 −この後どうする?



 「罪を与えてもらいに行きます」



 −自ら命を絶とうとは思わないのか?



 「いいえ。怖いですから。それに自分を殺さないと約束しましたから」



 −最期にこの世界に言い残すことはあるか?



 「いままでボクの戯言におつきあいくださりありがとうございました」



 日記は犯行が発覚した後も公開されていたが、16日午後、サイトの管理会社によって削除された。日記の主はプロフィルの職業欄に「犯罪者」、自己PRには「退会はしません 二度と殺したくないから 三つの意味で さようなら」と書いていた。

 日記を記した人物は10代の男女とネット上で友人関係にあり、15日未明から早朝にかけてネット上の友人らと日記のコメント欄でメッセージをやりとりしていた模様だ。

 日記には、手を刃物でけがした写真も貼付されていたが、書き込んだ本人か、他人のものかは不明だ。

 SNSの運営会社は夕刊フジの取材に対し「ユーザーの個人情報は一切、話すことはできない」と話し、削除の理由を明らかにしなかった。

 県警のこれまでの調べでは少年は15日午前1時半ごろ、就寝中の母親(47)を殺害して頭部を切断。バッグに入れてネットカフェで時間をつぶしたあと、会津若松署に自首している。

 http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051720.html