情報を募集します。





 フリーライター渋井哲也は「学校裏サイト」や「ネットいじめ」の取材・執筆を始めています。

 



 「学校裏サイト」というのは、学校の非公式サイトで、自由に何でも書き込める掲示板やチャット、ブログなどがあるホームページのことです。その中でも、問題になっているのは、学校の友人や教師、保護者への誹謗中傷などです。



 産経新聞(4月27日)では、次のように伝えています。



学校裏サイト」と呼ばれるインターネットの掲示板で、女子中学生の実名を挙げた中傷書き込みを削除せずに放置したなどとして、大阪府警が名誉棄損幇助(ほうじょ)容疑で、掲示板を管理していた大阪市内の会社役員の男(26)を書類送検していたことが26日、分かった。府警によると、掲示板の中傷書き込みにからみ、管理人を刑事立件したのは全国初。また、女子生徒と同学年で、別の中学校に通う少女を中傷書き込みをした名誉棄損の非行事実で児童相談所に通告した。


 調べなどによると、男は大阪市内の私立中学校の名前が付いた掲示板を管理していたが、昨年9月上旬ごろ、当時同校1年だった女子生徒への実名の中傷書き込みを知りながら、学校側からの削除要請を拒否し、同年10月末まで放置した疑い。




 学校側の説明などによると、掲示板は在学生や部外者が自由に書き込めるようになっていた。女子生徒を中傷する書き込みには、女子生徒の学年と氏名を記したうえで、「うざい」「ブス」などと書き連ねられていた。





 こうしたことがあり、様々な問題が指摘されたりしています。





 また、ネットいじめも深刻になってきている、という話も聞きます。



 ITmedia(6月28日)では次のように伝えています。



インターネットを利用するティーンエージャーの約3分の1が、オンラインでいじめを受けたことがある――米Pew Internet & American Life Projectは6月27日、このような調査結果を報告した。




 この調査は米国のティーンエージャー900人超を対象に行ったもの。「ネットいじめ」には、脅迫的なメッセージを送られる(13%が経験)、個人的なメールやIMを勝手に転送される(15%)、恥ずかしい写真を勝手にWebに載せられる(6%)、オンラインで噂を流される(13%)といった行為が含まれる。これらの行為を1つ以上経験したことがあるティーンエージャーは32%だった。




 ネットいじめの深刻度は状況によって異なるが、明確なパターンとしては、男子よりも女子が標的にされる傾向があるという。ネットいじめを受けたことがあると答えた女子は38%、これに対して男子は26%だった。特に15〜17歳の年長の女子では、この割合が41%に高まる。





 また、Internet Watch(7月26日)によると、



 「ネットいじめ」に関する質問では、5.4%が実際にインターネットを使って中傷・いじめ・いたずらをした経験があると答え、9.1%が同様の被害に遭ったと回答し、ともに1割未満にとどまった。しかし、ネットいじめを見聞きしたことがあるとの回答は42.1%に上り、特に中3女子では6割に達した。




 ネットいじめの具体的な手法では、「『死ね』などのメッセージを送る」が64.3%でトップ。以下は、「相手の名前を名乗って掲示板などにウソの書き込みをした」(21.4%)、「事実無根のうわさを掲示板に書き込んだ」(14.3%)が続いた。ネットいじめの“現場”としては、掲示板やブログなどコミュニケーションサイトが主流としている。



 との調査結果もあります。



 ぜひ、体験談や意見等をお寄せください。アンケートにご協力をお願いします。



http://homepage3.nifty.com/sbtetuya/school.html