自殺幇助で逮捕ーーネット心中で
インターネットで知り合った人たちで一緒に自殺する「ネット心中」で、死ねなかった相手が自殺幇助で逮捕されるケースが2件続きました。逮捕することで、「ネット心中」の抑止効果を狙っているのでしょうか。だとすれば、その後のメンタルヘルスのサポートもお願いしたいところです。
「死ぬな」ということや、ネット心中できなかった人を逮捕することは簡単です。しかし、彼ら彼女らが生きていく土壌を整備するのは大変です。少なくとも、メンタルヘルスのサポートシステムにのせてほしいものです。
でなければ、今回の逮捕は意味がありません。
自殺ほう助容疑で介護士女を逮捕
熊本北署は２９日、インターネットの自殺サイトで知り合った男女を死なせたとして、自殺ほう助の疑いで熊本市神園、介護士恒松奈津江容疑者（３１）を逮捕した。容疑を認めているという。
調べでは、恒松容疑者は昨年５月２１日、大分県国東市の無職男性（当時２０）、高知県香南市の女子大生（当時２１）と熊本市内で合流。同２３日未明、同市龍田陳内２丁目の公園駐車場の車内で２人に睡眠薬を飲ませ練炭自殺を図り、死なせた疑い。
恒松容疑者は「あなたは彼氏がいるから死んじゃ駄目」と車内から押し出され、駐車場で一時気を失っていたという。同日午後、通行人の男性が１１０番した。
［2008年1月29日22時46分］
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080129-313802.html
自殺サイトで女性と知り合い… 福島・郡山市、自殺ほう助容疑で逮捕
2008.1.30 12:58
自殺サイトで知り合った女性（２１）を死亡させたとして、福島県警郡山署は３０日までに、自殺幇助（ほうじょ）の疑いで、秋田市泉南、無職、片倉博紀容疑者（３７）を逮捕した。
調べでは、片倉容疑者は携帯電話の自殺サイトで知り合った福島県郡山市の女性と自殺を計画。今月３日午後６時ごろ、同県会津若松市の駐車場に止めた片倉容疑者の車の中で練炭をたき、女性に薬物を飲ませて死亡させた疑い。女性の死因は薬物中毒とみられる。
片倉容疑者は死にきれず、６日午前１時半ごろ、車を運転中に郡山市内の県道で自損事故を起こした。車内から女性の遺体が見つかったことから、郡山署が調べていた。車内から２人の遺書が見つかったという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080130/crm0801301258014-n1.htm
