モンスター・ペアレントについての意見・体験募集

 モンスター・ペアレントについて意見を募集します。



 学校に対して「非常識な」クレームをつける保護者は、「モンスター・ペアレント」と呼ばれている。教育者の向山洋一さんが名付けたと言われています。アメリカでは、「ヘリコプター・ペアレント」と呼ばれる学校を監視する保護者がいると言われています。



 一般に、こうしたモンスター・ペアレントが学校の問題を複雑化させ、学校現場に萎縮効果を与えているともされています。



 誰にとって「非常識な」クレームなのか。



 よく言われている例で、「学校給食費の未払い」について言われています。生活保護世帯、もしくはそれに類似した家族ではなく、裕福であるにもかかわらず、「義務教育なんだから、学校給食は無償であるべき」などという理由で支払わない、といいます。



 たしかに、現状では「理不尽」ですし、「非常識」かもしれません。それに、学校給食法第6条の第2項で、保護者負担とされています。しかし、この制度の是非について問い直しを含んでいるのであれば、「非常識」とまでは言えません。ただ、マスコミに話題としてのぼる場合は、だいたいがシステムの改善には思いが至っていないような気がします。



 ただ、こうした例ばかりではないかもしれません。



 学校の対応が悪いのに、保護者の「正当な」クレームも、「非常識」扱いされる例はないでしょうのか。



 私は、「モンスター・ペアレント」という言葉は、学校現場がいかにも、「学校」×「一部の保護者」という対立図式にさせられてしまっているのではないかと思っています。「理不尽」で、「非常識」と思われるクレームをする保護者は昔からいたのではないか。それがいまなぜ問題とされているのか。



 *本当に、「これまで以上に非常識」なクレームが増えたのか。

 *学校の問題解決能力がなくなったからなのか。

 *そうした人を受け入れないという地域の問題なのか。



 いろいろなことが考えられます。そこで、意見を募集したいと思います。この意見や体験は、雑誌や書籍などに反映されることがあります。意見はメールフォームに。