「思春期におけるインターネットとセックス」

 昨日は新潟清陵大学で、にいがた思春期研究会に呼ばれて、講演をしてきました。
 タイトルは「思春期におけるインターネットとセックス」。
 インターネットとセックスを考える場合には、まず出会い系サイトの問題があります。この出会い系サイトでも、従来の完全匿名前提のものと、SNSのような会員制サービスの半実名/半匿名のものがあります。
 またアダルトサイトの問題もあります。ポルノ動画や静止画がありますが、なかには児童ポルノがあります。児童ポルノにも、実在の児童と、実在しない児童のものがあります。前者は人権侵害として法で規制されます。後者は表現の自由の問題で、特に規制はありません。
 今回は、出会い系サイトの問題に限って、話をしました。

 それにしても、講演でのキャラ設定というか、話し方のモード設定は難しいです。いつも思うのですが、いわば研究者モードにすべきなのか。それとも、おもしろおかしく話すモードにすべきなのか。ライターモードにすべきなのか。今回は、おもしろおかしくモードとライターモードで話をしました。そのため、研究者モードを期待した人には納得いったのかどうかはわかりません。どんなことを期待しているんだろうと考えるのを「期待予期」といいますが、それが当たるとは限りません。仮に、当たったとしても、それで話が分かったという「結果」に結びつくのかは未知数です(期待した通りではないが、結果に結びつく、といった逆の場合もあるでしょうし)。

 その後、新潟駅前で懇親会。夏に私を追っかけた番組を放映予定ですが、番組のスタッフも合流しました(といっても、まだ撮影は始まっていません)。男性二人で、あとは女性だったのですが、合コンモード?で楽しかったです(笑)。