インターネットと家出

 日本テレビの番組で、少女の家出についてコメント。放映は今月中の予定だが、未定です。
 家出人捜索願の数は、ここ数年減少傾向にある。とくに少年少女は減っている。むしろ中高年は増えている。
 しかし、この数字をどのようにみるか。家出人捜索願が減ったからといって、家出人の総数が減ったのか?それとも捜索願を出すことが減ったのか。
 おそらく、家出という考え方が変わっているのかもしれない。家出というのは、家におさらばする行為なのだろうが、最近では、ケータイやメールなどで居場所を知らせたり、連絡を取っている「家出」もある(これって、家出といえるのかは疑問)。こうした「家出」を含めれば、私もよく耳にするので、増加しているのかもしれない。

 インターネットが家出を助長する面があるのか?
 これは両方あるでしょうね。私も家出に関する相談メールが届く。
 ネットがあったから、メル友を探して、そこを家出先に選んで、家出を決行する場合もあるでしょう。
 しかし、ネットがあったらこそ、家出へのリスクを考えたり、家出経験者の話を聞けたりして、自分では背負えないことを認識し、やめてしまうこともある。

 その他のことについても話しましたが、放映をご覧ください。