イベント案内

 ライフリンクの鈴木七沖さんからの情報です。

第三回 ライフリンク自殺対策シンポジウム
「世界自殺予防デー」 緊急フォーラム
〜 自殺対策のグランドデザイン構築を目指して 〜

【趣旨】
「世界自殺予防デー」とWHO(世界保健機関)が定める今年9月10日。自殺対策の現場で活動する人たちが全国から集まり、日本の自殺対策のグランドデザイン(全体構想)を話し合うための緊急フォーラムを開催します。
国の自殺対策が大きな転換期を迎えているいま、それぞれの現場同士がつながり合い、みんなで共有できるグランドデザインを構築することが急務であると考え、急きょ企画したものです。

この7月、政府は自殺総合対策に取り組むことを決めました。しかし、これまでまったくバラバラに活動してきた各機関や各団体が、あるいは官と民とが、これでいきなり連携し合っていけるわけではありません。
まずは、お互いの存在や活動について良く知り合うこと。そして、それぞれが直面している問題や課題を分かち合うこと。さらに、自殺対策のグランドデザインを共有し、その中でそれぞれの活動がどこに位置しているのかを意識できるようにすること。「社会全体で自殺対策に取り組む」という政府の意志を威勢のいい掛け声で終わらせないためには、こうした「下地」を整えることが重要だと考えた次第です。

緊急フォーラムには、厚労省の自殺対策担当者や自治体の担当者、それに民間の自死遺族支援団体や自殺防止活動団体、研究者や僧侶、僧侶やPTA団体など、まったく分野も立場も違う人たちが参加します。また自殺対策先進国のフィンランドアメリカからもゲストスピーカーをお招きする予定にしています(交渉中)。

国を挙げて自殺総合対策に取り組んでいくための確固たる足掛かりを、このフォーラムでの議論を通して築き上げていきたいと考えています。

主催)特定非営利活動法人 自殺対策支援センター ライフリンク
    ( HP: http://www.lifelink.or.jp mail: info@lifelink.or.jp tel: 090-7815-7320)
決定しました→ 後援)WHO(世界保健機関
日時)2005年9月10日(土) 開始時間は調整中 
場所)国連大学エリザベス・ローズ国際会議場5階

【プログラム】(予定)
第一部  開会式 
第二部  世界の自殺対策の現場から 
第三部  活動報告「日本各地の自殺対策の現場から」
第四部  ディスカッション(活動報告を受けて)

【補足情報】
_ フィンランドが国家プロジェクトとして行った自殺総合対策に関する報告書を、この度ライフリンクが担当機関からの正式な許可を得て翻訳しました。日本の自殺対策に関わっている方々にもぜひ広くお読みいただければと思いますので、当日会場にて発表・販売する予定にしています。
_ 今回のフォーラムは、日本ではじめて開催される「世界自殺予防デー」に関するイベントです。ライフリンクでは、これを第一回目として、今後もWHOと連携しながら毎年継続して開催していくつもりです。(なお世界では、毎年数十ヶ国で自殺対策関連のイベントが開催されています。)http://www.med.uio.no/iasp/wspd/activities.html
_ 主な参加者は、厚生労働省精神保健福祉課担当者、総務省行政評価局担当者、国立精神神経センターの竹島正部長、同センターの川野健治室長、全国の精神保健福祉センター担当者、秋田大学の本橋豊教授、佐賀県弁護士会の団野克己さん、東京自殺防止センターの西原由記子さん、親の自殺を語る会の佐藤まどかさん、日本いのちの電話連盟の岡本正子さん、MDA-Japanの山口律子さん、他多数を予定しています。