クリスマス・ネット心中

 昨年、クリスマス・大晦日・元旦などのイベントを狙った「ネット心中」の予告がありましたが、報道されたのは、男子高校生2人による飛び降り自殺がありました。その「ネット心中」は、アンガールズが司会を務める日本テレビの深夜番組「先端研」やNNNの「きょうの出来事」で、メール等が紹介されました。
 今年も、年末年始を狙った「ネット心中」の予告があります。そのうち、一件は、知人が説得することで、中止となりました。おつかれさまでした。
 しかし、別の組み合わせと思われる「ネット心中」があったようです。

男女4人 練炭集団自殺

 25日午前8時20分ごろ、埼玉県都幾川村大野の林道脇の空き地に止まっている乗用車内で、男性3人と女性1人の計4人が死んでいるのを猟師の男性(64)が見つけ、小川署に届けた。車内には燃えた練炭が入った火鉢があり、同署は集団自殺の可能性が高いとみて身元の確認を急いでいる。
 調べでは、4人は20〜30代。女性は助手席に、男性は運転席と後部座席に、それぞれ座っており、コートなど日常の服装だった。車のドアの窓ガラスはすべて内側から粘着テープで目張りされていた。後部座席に練炭3個が入った火鉢が置いてあり、練炭の一部は燃えていた。遺書などは見つかっていない。
[ 2005年12月25日 13:16 速報記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20051225006.html

 ネット心中の予告と言えば、発信者情報を特定し、保護したケースが9件、11人となったとの発表がありました。「目の前」の「自殺防止」には役に立っているようですが、その後、どのように個別ケースに関わって行くかといった自殺防止対策はどうなってるのかは不明です。

自殺予告者ら11人特定=ネット業者との連携効果−指針運用開始2カ月で・警察庁

 インターネット上の自殺予告や集団自殺の呼び掛けについて、ネット接続業者らの協力を得て警察が発信者を特定したケースが、10月5日から今月10日までの約2カ月間で9件11人に上ったことが21日、警察庁のまとめで分かった。このうち1人は自殺未遂で、8人は自殺の恐れがあり、警察が説得するなどした。
 緊急性が高い場合は、ネット業者らが発信者の氏名や住所などを警察に知らせるとした指針が10月5日に運用開始されており、同庁は「指針に沿って情報開示が円滑
に行われ、警察の迅速な対応に結び付いた」としている。
  (時事通信) - 12月21日19時1分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051221-00000105-jij-soci