希薄

 うちには、いろいろ世話になっている週刊誌が送られてきますが、今回は、『週刊朝日』の「あれから何が変ったのか」のひとつを紹介。



 「援助交際ブームの後に訪れた女子高生たちの『希薄』」(首都大学東京准教授、宮台真司



 読む前に、この「希薄」というキーワードになぜか惹かれた私も、なにかが「希薄」なのだろうか。で、ますます、読んでみると、何かに過剰に固執するわけではないことを言っているのか。



 おそらく、この「希薄」というキーワードは、生きることへの希薄さなのだろう(文中には、そうは書いていない)。私も、おそらく生きることに、それほど固執しているわけでない。逆に、死に固執する理由もない。その中間的な「希薄」。以前、同じ宮台さんが言っていた「中間派」(「美しき少年の理由なき自殺」メディアファクトリー「この世から消えたい」に改題して朝日文庫)では、「中間派はきつい」という表現だったような・・・)というものにつながるのか。