調査

 今日は、東大大学院情報学環のジャーナリズムの研究者からのヒアリング調査に協力をしに、NPO法人ユニークフェイスの事務所に行きました。フリーランス・ジャーナリストの研究ということで、自分のことでもあり、興味があった。ユニークフェイスの事務所を借りたのは、代表の石井政之さんが、フリーランス・ジャーナリストの会合である「ノンフィクション会議」を開いていることによる。



 さて、そのヒアリング自体は内容を伏せますが、ほかにも参加したフリーランス・ジャーナリストの話を聞くことがとても参考になった。みんなそれぞれの専門性をどのようにマスメディアで活かすのか、というのは興味深かった。あまり、同じ業界内であっても、そうした話をフリーランスの人同士が話す機会はない。



 それにしても、あらためてフリーランスの位置づけは、マスメディアの中で曖昧なのだな、と思った。いわゆる、なんでもやりますよ!という職人芸のフリーランスがマスメディアの現状をよくも悪くも支えている。そうした基盤の上に、署名記事を書く人がいる。ただ、結果として、売れる・売れないで評価されていくのがこの世界。私自身、いつまでこのスタンスを保てるのか、いつまで廃業せずに済むのか。そうした話をしていると考えざるをえないことになってしまいます。



 自分の仕事について、あらためて考える機会として、よかったと思います。