Webに恋愛日記を書くこと

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

アルテイシア



 Web恋愛論を執筆中ですが、Webに恋愛日記を書く人の気持ちをしろうと、「59番目のプロポーズ」を読む。mixi内の日記を書籍化したものです。主人公のキャリア系アルテイシアがヲタク系の「59番」と恋をし、付き合う話。

 アルテイシアは、機動戦士ガンダムの登場人物で、シャアの妹セイラ・マスの本名。59番というのは、そのアルテイシアにこれまで言いよってきた男が58人だったので、その次の59番目を指す。



 私は、自分の恋愛について、過去を振り返ることはあっても、特に現在の話をリアルタイムにWebに書いたことがない。単に恥ずかしいというものがあるし、恋は秘め事と思っているのもある。それに誰が日記を見ているかわからないということもあるかな。いずれにせよ、書いたことがない。だから、正直、恋愛日記を書く人の心理がわかりません(書いたことのある人、教えて!)。

 私も、日記帳に失恋日記を書いたことはあります。自分の考えを整理したり、落ち着かせる役割はありますね。でもやはり、第3者に公開することを前提にしたWeb日記に書いたことがないはなんでだろう。友人に相談する気持ちでもあるのかな?って気もするし、報告することになんらかの意味があるのかもしれない。



 いずれにせよ、「59番目〜」は、読んでいて嫌みもなく、そしてのろけでもない感じがよい。そして、自分の弱さを告白するようなところは、生きづらさを感じている人の日記にも似ている。書くことで癒しがあるんだろうな、と想像できる。

 最初、mixiでの日記という評判と、59番目というタイトルを見ていて、mixiで59人もプロポーズさせたのか?と思っていたら、まったくそうではない。読んでいて、こういう恋愛できるといいね、って思えるものです。ただ、それはあくまでも読者の感想だけどね。