練炭自殺関連

 ネット心中未遂で、有罪判決が出ました。ネット心中での未遂事件では、全員が生き残った場合は別として、生き残った人たちはこれまでにも、ほぼ有罪判決を受けています。



■ 真岡のネット自殺、無職男に有罪判決

 真岡市の植木畑で一月、毛布にくるまれた男性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄と自殺ほう助罪に問われた東京都足立区青井三丁目、無職保坂雅弘被告(39)の判決公判が十九日、宇都宮地裁で開かれた。井上泰人裁判官は「生命に対する尊厳が著しく欠如している」などとして懲役二年六月、執行猶予四年(求刑懲役三年)を言い渡した。

 判決によると、保坂被告はインターネットの自殺サイトで知り合った岡山市の無職男性=当時(48)=と一緒に自殺を図ることを決意。一月二十日午後六時半ごろ、真岡市下籠谷の植木畑に駐車した乗用車内で、練炭をしちりんで燃焼させるなどして自殺を決行、男性だけが死亡し、自分は生き残った。翌日、男性の遺体を車外に出し、同所に遺棄した。

 井上裁判官は「無責任で身勝手な犯行で、生命の尊厳や遺族への配慮に欠けている」と断罪。一方で、保坂被告が反省し、二度と自殺しないと供述していることなどを考慮し、「社会内で自己や他者の生を見つめ直し、更生するのが相当」などとして、執行猶予付きの判決を言い渡した。

http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/060520/news_5.html







 日照時間が少なかったせいなのか、5月になっても練炭によるネット心中が起きているようです。



2006年05月20日

男女3人が練炭自殺  山口、軽乗用車内で

 19日午後6時40分ごろ、山口市徳地野谷の湖近くの公園駐車場で、通行人の男性から「不審な車が止まっている」と山口署に通報があった。同署員が駆けつけると、軽乗用車の車内で男女3人が死んでいるのが見つかった。

 調べでは、3人は島根県の男性(33)、熊本県の女性(33)と、25−35歳ぐらいの男性。車内にしちりん3個と練炭の燃えかすがあり、死因は一酸化中毒とみられる。後部座席に3人が書いたとみられる遺書があり、同署は集団自殺と断定、身元の確認を急いでいる。

 車は島根ナンバーで、中から鍵がかかっており、窓は内側から粘着テープで目張りされていた。

http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack.cgi?national+CN2006052001001117_1