過剰な自殺報道



 最近、子どもの自殺に関する報道が過剰のような気がします。

 ニュース性がないとは言い切りませんが、報道することで、周囲が過剰に反応してしまいます。それによって、どのようになってしまうのか。いくつか考えられますが、どれもよい結末になるとは思えません。しかも、山梨のケースもそうだったように、鹿児島の件も、自殺未遂で報道されています。明らかに、いじめ自殺などにより、報道が過剰反応しているように思えます







奄美の中1女子自殺未遂、自傷行為



 鹿児島県奄美大島不登校になっていた公立中学1年の女子生徒(12)が自殺をしようとした問題で、地元自治体の教育委員会が27日夜、記者会見し、自殺未遂のほかに、ハサミのようなもので右足を傷つける自傷行為に及んでいたことを明らかにした。教委側は「自殺未遂かどうかということではなく、(首をロープにかけるといった)その行為は重く受け止めている」とし、教育長は「時間をかけて、この問題を追及していきたい」と述べた。

 教委の担当者が同日午後、生徒の父親と面談し、学校長からも事情を聞いたうえで会見した。

 教委によると、生徒指導主任の男性教諭(37)が女子生徒宅に両親が不在の時に上がり込み、生徒がかぶっていた掛け布団をめくり、1泊2日の宿泊合宿への参加を促した。生徒の「もうだめ」という連絡を受けた父親が帰宅したところ、生徒は座り込んでおり、父親に対し、「フックにロープをかけて、そのロープに首をかけた」と話したという。

 この点について、教委は「(これを自殺未遂と受け止めることが)疑わしいというわけではない」との認識を示した。

 生徒の一連の行為について、教委は「教諭が家に上がり込んだことがまったく関係ないとはとらえていない。父親は『成績不振や悩みがかさなったこともある』と話している」と説明。教諭が自宅に上がり込んだことについては、父親が「事前に私たちに言ってほしかった」と指摘していることを明かした。学校側は28日にも男性教諭がことわりなく生徒宅に上がり込んだことに対して謝罪するという。

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06102803.htm