ZARD「負けないで」の想い出
ZARDの坂井泉水さんが慶応病院で転落死しました。ご冥福を祈ります。
ZARDの「負けないで」については、95年の阪神淡路大震災で被災した小中学生が歌っていましたね。
私がまだ新聞記者2年目だったとき、私は仕事を休んで、被災地・神戸に行った。取材で行ったのですが、出張の扱いにならなかった(3度行って、3回目には出張扱いになる)。あのとき、私が所属していた「長野日報」で、現場に行った記者は私と、のちにフリーの写真家になった小林キユウ氏の二人だった。あのときは、なぜか、無性に行きたくてしたかがなく、取材であることを忘れ、ボランティア募集のところに行ったりもしていたっけ。
それと、それまで、不登校の子どもたちを長野県木曽につれてきていた神戸の小児科医との連絡を取り続けていたので、その子どもたちも気になっていた。その子どもたちが震災後に来たキャンプで、「負けないで」を歌っていた。
あの中学生はどうしているだろうか。最後にあったときに、やっぱり「負けないで」を歌っていたっけ。あの中学生は、不登校と被災のふたつに「負けないで」と歌っていたのだろうか。もう12年たつけど、もう26歳か。何してるんだろうな。
そういえば、岡本真夜の「tomorrow」も歌っていたっけな。
つくづく、ミュージシャンっていいな、って思う。こういうときに、自分にひきつけて、歌える歌を作れるなんて。憧れますな、ミュージシャンって職業は。
葬儀は密葬にするらしい。ただ、 ファンのために「しのぶ会」が開かれるということになりました。
時事通信によると、以下の通り。
故坂井泉水さん(ZARDのボーカル、27日死去)をしのぶ会 6月27日、東京都港区南青山2の33の20の東京都青山葬儀所で。音楽葬として「ZARD/坂井泉水さんを偲(しの)ぶ会事務局」が行う。時間は未定。喪主は置かない。問い合わせは、ビーグラムレコーズ 電話03(3479)2371。