心中より恋愛

 この時期は、毎年の様に、大学生の卒論、もしくは大学院生の修論についての問い合わせに答えています(シーズンオフにも、レポートの問い合わせはありますが)。できるだけメールではなく、会うようにしています。真意を伝えたいと思うのと、どんな人が私の本などに興味を持ったのかを知りたいというのと、いろいろな思いからです。



 昨年までは、自殺や自傷、ネット心中についての問い合わせが多かったのですが、今年はなぜかほとんどが恋愛です。「ウェブ恋愛」を出したのは、昨年ですが、学生が卒論もしくは修論の資料として使うようになるのは今年からなのだろか。昨年は、問い合わせはゼロでしたし。



 恋愛について研究しようと思う動機は、いろいろあるようですが、やはり、ほんとんどの人は個人的な体験からですね。自分、もしくは周囲を「研究動機」になっています。一方、自殺は、自分、もしくは周囲が「研究動機」になっている場合もありますが、必ずしもそうではない。「助けたい」というなんらかの衝動があったりします。



 そういえば、ネット心中に関して、イギリスで研究を続けている女性がレポートをまとめたようです。 abstractはここ