Q自殺系サイトの規制の動きについてどのような見解を持っていますか?

 A. 98年のドクターキリコ事件以降、プロバイダーは自殺系サイトを嫌い、何か問題が発覚するたびに、削除してきました。サービスによっては「自殺」とい う言葉があるだけで削除されてしまうことがあります。そうした状況のなかで、管理・運営する人たちは、「自殺系サイト」を掲載できるプロバイダーを探し て来ていました。特に、海外サーバーの方がチェックは緩いので、そちらの方に逃げるサイトも多かったように思います。ただし、管理・運営者が自主規制を 迫られているといっても、基本的には、サイトがあるプロバイダー等に自主規制が迫られているので、結果として、管理・運営者も自粛するにすぎません。自殺系サイトがらみで、管理・運営者が刑事責任や民事責任と問われたケースもないと思われます。その意味では、自主規制が迫られても、プロバイダー等を変 えるだけです。そのプロバイダーに、あえて管理・運営者がこだわっている場合は、そのプロバイダーの運営方針に従うでしょうが。。。。