ノンフィクション・ライターの高崎真規子さんが新刊を出しました。「少女たちはなぜHを急ぐのか」(NHK生活人新書、680円)です。

 内容は、
 1 少女たちの肖像
 2 周囲から見た、少女たちのH事情
 に別れています。ちなみに、わたしも「2」のほうで、出会い系サイトにからんだインタビューをうけ、掲載されています。

 高崎さんから見た女の子たちのエッチ感覚がわかります。一方で、若者たち、とくに女の子たちが抱えるエッチの問題(性病や妊娠、中絶)もわかりやすく書いています。

 また、「肉体不平等」(平凡社新書)などの著書があるノンフィクション・ライターの石井政之さんが編集した「文筆生活の現場 ライフワークとしてのノンフィクション」(中公新書ラクレ、780円)
 今月号の「中央公論」で、評論家の宮崎哲弥さんと、ノンフィクション・ライターの藤井誠二さんと私の3人で、佐世保小6同級生殺害事件について座談会をしていますが、その際、この本の担当編集も来ていました。そのため、送って下さいました。
 まだ、全部は読んでいませんが、書くことの厳しさがわかります。編者も含め12人のライター人生があります。仕事の迷いがある同業者や、ライター志願者は参考になるでしょう。