『死ね』とブログに書かれた、と女子高生が自殺

 北九州で自殺した女子校生のブログに「死ね」と書かれていた、と遺書にあったようです。ご冥福を祈りたい。



 ただし、果たして、単に「ブログに『死ね』と書かれていた」ことだけで死ぬだろうか、と思ってしまいます。



 もしかすると、それだけで亡くなった可能性も否定はできません。しかし、それまでのクラスでの人間関係、ネットでの人間関係の中でなにかがあって、「死ね」という言葉が引き金要因になったかもしれません。個人の死生観によるものも否定できませんが、なんとも言えません。



 ネットでは、「死ね」「アホ」「馬鹿」などの、一見、誹謗中傷に感じてしまうような言葉は飛び交っています。しかし、それが誹謗中傷になるのかどうかは、その人たちが所属するコミュニティや、それらの言葉が使われる文脈によります。



 ただ、言われてしまう可能性があるのが、「だから、ネットでの言葉使いには気をつけよう」というものです。でも、「言葉使い」のみが自殺の要因ではないと思いますが、まだ、なんとも言えません。







<自殺>ブログに「死ね」…高1、遺書に「書き込みされた」

5月31日15時1分配信 毎日新聞



 北九州市小倉北区片野新町1の美萩野女子高校(大久保元晴校長、生徒数736人)に通う同市在住の1年の女子生徒(16)が、自らのブログに「死ね」と書き込まれたのを苦に自殺したことが分かった。同校は31日午前、保護者集会を開き、経過を報告した。

 同校によると、29日朝、家族から「(女子生徒が)自宅で首をつって自殺した」との連絡があった。28日夜から29日未明の間に自殺したとみられる。家族にあてた遺書には「自分のブログに『死ね』と書き込みされていた」と書かれていたという。

 また、毎日新聞の取材に同校関係者が「26日から27日にかけて、この女子生徒を中傷する書き込みがされたようだ」と話した。

 同校は30日に全校集会を開き、生徒たちに事件を報告、31日には保護者集会を開いた。この時の説明では、一緒に登下校している友人らが数日前から女子生徒の様子がおかしかったと話していたという。

 29日以降、教職員がこの女子生徒へのいじめや、いわゆる「学校裏サイト」への書き込みがあったか調査していた。動揺している生徒には、臨床心理士による相談に応じるなどの対応を取った。

 大久保校長は毎日新聞の取材に対し「(女子生徒が)自殺したのは本当に残念だ」と語った。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080531-00000048-mai-soci



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